京都大学大学院医学研究科 の研究によると
特に男性では、医師の数や病床数ではなく、
歯科医療費(保険医療)と相関があることが分かったそうです。
男女では傾向に違いがあり
はっきりと統計的に意味のある違いが表れたのは、
男性・・・歯科医療費の使用額が高い地域は健康寿命が長い
女性・・・リハビリを担う療法士(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の人数や、在宅医療を行う在宅療養支援診療所数、訪問診療施設数が多い地域は健康寿命が長い
というものです。
また、国民健康保険の歯科医療費は年間平均で
1人24,000円(保険、自己負担分含む)で、
男性の場合、年間1万円多い地域では、健康寿命が0.7歳長いという結果が出ています。
女性では、強い相関は見られませんでしたが、傾向は同様でした。
歯科以外の通常の医療費と健康寿命の関係は見られなかったことからも、
歯科治療と健康寿命の相関関係は高いと考えられます。