「子持ち様」という、子供が理由で仕事を休む同期の穴埋めをする際に感じる不満を表す言葉があります。日経新聞(7/22)にその対策を導入している企業が紹介されていました。「サンキューペイ制度」と言い、育休中のスタッフに支払う予定であった賞与分から業務を代行したスタッフに労働対価として支給するものです。これにより、休む側の罪悪感を軽減する狙いもあると紹介されています。ここ数年、上昇を続けていた求人相場ですが踊り場を迎えたようにも感じます。今は給与も高いのも良いが、それ以上に「休みやすい職場」が求められていると実感します。実現するには少し余剰な人員構成にする必要があります。採用への投資から、安定雇用への投資に移行している中、‘スタッフが辞めない環境づくり`は大切です。退職理由の第一位は人間関係です。育成マニュアルがあるから大丈夫…ではなく、それ以上のサポートを考えていく必要がありそうです。