毎週コラムを更新する!と張り切ったものの、なかなか思った通りにできていません…。とはいえ、今週も火曜日から博多⇒世田谷⇒新潟⇒滋賀⇒神戸⇒渋谷⇒熊本⇒神戸⇒佐世保⇒博多⇒広島と11連続出張があり、なかなか更新が難しいと弱気になる一方で、有難い状況と感謝の気持ちで一杯です。しかし、この自分にとって嬉しい状況はスタッフという視点に立てばブラックな会社に映るのかもしれません。実際に支援先の取り組みを振り返れば、スタッフの定着率UPと、少しでも良い人材に来て欲しいという気持ちから給与と福利厚生の条件はドンドン良くなっています。その状況の中で日経新聞(9月20日)には『ゆるブラックにご用心』というタイトルで、経営側が労働状況を改善したつもりが、スタッフは「このままでは自分のスキルが上がらない」という危機感を募らせて退職に至るという記事がありました。この悲劇的なミスマッチの状況が起きている一方で『時間外、つながらない権利』(9月10日)という記事もあり、こちらでは休みの日に仕事を持ち込まない権利の重要性について書かれています。…どないやねんっ、と言いたくなりますが、プライベートの権利は守られながらも、ここで働くことで自らのスキルが向上していることが実感できる職場が求められているようです。学問や職人の世界を見ても「量をこなすことで質が生まれる」という側面はあると思うのですが、その量に効率性が求められています。もちろん経営者としては「任せて欲しいなら安心できることを証明しろ!」と言いたいと思いますが、そこを工夫できる企業が優秀な人材を確保できることになりそうです。鶏と卵ではありませんが、優秀な人材を採用・育成する上で何を最初に優先するのかで、今後の実績の差につながりそうです。ちなみにですが、20~50代1800人アンケート(エン・ジャパン)によれば、理想の上司の人気は『ビジョン型30%・コーチング型25%・民主型18%・関係重視型14%・先導型11%・強制型1%」となっています。