週休3日の働き方が広まる

日本最大企業のトヨタ自動車が週休3日の働き方を検討することが大きなニュースになりました。トヨタ以外に日立製作所も制度設計に入っている他、伊予鉄グループではすでに週休3日を採用しています。歯科医院でも、私の支援先で特別休日として変則的に週3日休日になる仕組みを導入したところもあります。給与UPの流れに加えて、福利厚生や労働時間短縮も変化しつつある状況です。

日本商工会議所の調査では、業績改善策が無いまま「防衛的に賃上げした企業」は6割もある状況ですから、たまらんなぁ…と思われる院長も多いと想像します。このような風潮は大手から中小~零細へと広がるので、早めに対策を講じておくことが大切と考えます。

一方で、労働者の働き方自体も変化しそうです。三井住友銀行が年功序列を廃止決定したほか、NTTでも能力に比重をおいた仕組みに変更します。一見、能力給は若者にメリットがありそうに感じますが、【能力が伸びない人は給与が上がらない】訳ですから、いまの労働環境では自己研鑽できる力が求められる為、若者には厳しい社会になるような予感もします。

ただ若手の賃金上昇比率ほど中堅社員の賃金は伸びない訳ですから、若手は「この程度の仕事でこれだけ貰える」、ベテランは「頑張ったところで評価されない」と考える企業に未来は無さそうですので、限られた育てる時間の中での能力給導入も仕方ないことかもしれません。

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