開業規制案

帝国データバンクから医療機関の業態別負債額が発表されていました。病院が37億3700万円、診療所が30億8900万円、歯科医院が61億7800万円となっています。歯科は医療法人の大型倒産が増えている様子ですね。一方でM&Aの状況も盛況で、支援先にも何件も売買の話が届きます。そのような中、厚生労働省が「美容クリニック開業規制案」について検討することが日経新聞(9/6)に掲載されました。大手美容クリニックが若手医師に高額な報酬を提示することもあり、地域・診療科目での偏りがでている…という事が理由だそうです。公的保険が適用される診療に一定期間取り組まなければ、保険診療での開業はさせない等、結構強めの規制案を検討しています。これは歯科でも医院不在の地域が問題となっていることから、いずれ何らかの規制案は検討されていくかもしれません。人口が蒸発するように減少していく中で、このまま変わらずに済むとは考えにくい為、今から複数の案を練る必要はありそうです。昔は自由で良かった…と言われる時がくるのかもしれません。

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