お電話でのお問い合わせ06-7639-8590
認知症の患者さんは世界に約5千万人、日本国内に約500万人いると言われています。その7割を占めるのがアルツハイマー型認知症。
脳の中に”アミロイドβ”というたんぱく質が蓄積し、神経細胞を徐々に壊していくことなどが、原因だと考えられています。
このアルツハイマー型認知症の治療に現在使われているのは、神経伝達物質の分解を妨げて神経の働きを活発にさせることで症状の改善を狙う薬です。
残念ながら、根本的に治療する薬はまだ開発されていません。もちろん、この巨大マーケットを狙って各製薬メーカーが開発をしています。
ところが、この新薬に関して、各メーカーの開発中止が相次いでいます。2016年にはイーライリリーが「ソラネズマブ」の開発を中止、今年に入って、ロシェが「クレネズマブ」の治験を中止し、さらに3月には、バイオジェンとエーザイが「アデュカヌマブ」の治験を中止、7月には、ノバルティスが治験最終段階に入っていた「CNP520」の治験を中止…。
これだけの巨大マーケットだけに各メーカー必死なはずですが…。
今の段階では、早期発見に加えて、自分自身で認知症を予防する生活習慣を身に付けることが重要になってきます。
糖尿病患者ではアルツハイマー型認知症の発症率の上昇が報告されています。噛み合わせが悪いと、炭水化物中心の生活になり、糖分過多になりがちです。しっかり噛めるお口を維持し、認知症を予防したいですね。