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保険のパラジウム合金が良いものかと言えば、歯科医師のお子さんの口腔内を見れば、一目瞭然かもしれません。
歯科医師の口腔内にパラジウム合金があったとしても、そのお子さんにはパラジウムはありません。他の補綴物が入っているはずです。
保険で認められているパラジウム合金を入れない理由は、見た目の問題というよりも、長持ちしにくい、身体に良くない、という判断をされているのだと思います。
一方で患者さんに対してはどうされていますか?
パラジウム合金のリスクを説明すると、何か高いものを売りつけているようでイヤだ、というような判断をされている医院も少なくありません。
説明する義務は医療従事者としてあるのではないでしょうか?これによって、金属アレルギー、アトピーなどに罹患されると一生苦しむ患者さんが出てくるかもしれません。
もちろん、選ぶのは患者さん自身です。
ところで、パラジウム合金のリスクの説明をする中で、国が認めているものなのに良いものに決まっているという認識が多くの患者さんの中にあるように思います。
ただ、この合金の配分では、使用できない国もたくさんあります。日本で認められていても、安全性の面から他国では認められていないものは、他にもたくさんあります。『日本=安全』というのは、もはや当てはまらないのかもしれませんね。
結局、安全は、自分で考え購入する時代になっています。
弊社のカウンセリングシステムでは、このような話に限らず、患者さんに興味を持って話を聞いてもらえる内容を”スライド”や”ツール”にまとめ、それらを活用しスタッフ教育を行っています。