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人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られる「イグ・ノーベル賞」の化学賞。今回、唾液に関する研究をした明海大の渡部茂教授に贈られました。
渡部教授は小児歯科医でもあり、研究テーマは「5歳児の1日当たりの唾液分泌量の推定」。5歳児が一日に出す唾液の量はペットボトルと同じ量の500ミリリットルであることを何とも笑える実験内容で突き止めたそうです。
その実験方法は…
・5歳児30人を対象
・ご飯やリンゴ、クッキーなど6種類の食品を用意
・食べ物を噛んで吐き出す実験を繰り返してもらう
ここから食事以外の時間と合わせて「一日に計500ミリリットル」という分泌量の推計値を得たそうです。飲み込んでしまう子どもも数知れず、複雑な回収率の計算が必要だったのだとか…。
意外なことに子供を対象と舌唾液量の調査は今までなかったそうです。
グルコセンサーのような検査を食品を変えて行ったこの研究。唾液の重要性を知ってもらう小ネタに使えるといいですね。