ブログ

歯周組織でアルツハイマーの老人斑成分を産生

歯周病と様々な病気との関連性が研究されています。

今回はアルツハイマー型認知症との関連性の研究で、人間の『歯周病の歯周組織からアルツハイマー型認知症の脳内老人斑成分が産生される』ことが分かったそうです。

この研究は、九州大学大学院、中国吉林大学などとの共同によるものです。

◎ 歯周病患者の歯茎に脳内老人斑成分アミロイドβが発現される

◎ 歯周病菌により肝臓で炎症を起こしたマクロファージがアミロイドβを産生する

◎カテプシンBが歯周病菌により惹起された炎症マクロファージにおけるアミロイドβ産生の原因酵素となる

噛み合わせとアルツハイマー型認知症の関係に加えて、歯原性菌血症もその関連性が見られると言えそうですね。

関連記事

  1. 入れ歯の手入れの差によるリスク
  2. 歯科医院経営通信Vol.71「患者さんは本当に健康を求めているの…
  3. インフルエンザとコロナのW感染
  4. 伝えたいことを伝える難しさ
  5. 健康寿命が長い地域の男性は、歯医者さんによくかかる 京都大学
  6. ガム咀嚼によって唾液中の免疫物質(IgA)が2.5倍に増加
  7. 歯周病菌が血管の修復を妨げる仕組みを発見
  8. 歯の本数が”うつ”発症に関係
PAGE TOP