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国立循環器病研究センターが、定期受診が咀嚼能力の低下の予防に有効であることを発表しました。
今回の研究成果の意義は、これまで多く報告されてきた、歯の数やかみ合わせの状態などの形態的な因子だけではなく、歯科定期受診という行動科学的因子が咀嚼能力に影響を及ぼすことを明らかにしたことです。
歯科治療による対応だけでなく、口腔健康への関心を向上させるポピュレーションアプローチが、口腔機能低下を予防し、ひいては動脈硬化性疾患やフレイル予防の新たな戦略になると発表しています。
これまでに歯科定期受診(かかりつけの歯医者を持ち、症状がなくても定期的に受診して歯と口の健康を保つこと)と咀嚼能力との関係についての報告はほとんどなく、エビデンスが求められていたそうです。
今回の研究で、定期健診に来てもらうことそのものの効果も分かりました。
このような研究成果もモチベーションアップに活用していけると良いですね。