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大阪大学の研究グループが
生活習慣病で通院中の患者さんの中で、
肥満や糖尿病がある人は、
口腔機能が低下する「オーラルフレイルフレイル」の
リスクが高いことを明らかにしました。
オーラルフレイルは
フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドロームなどと
結びついていることが知られています。
過食や食生活の乱れが問題となりがちな
生活習慣病の患者さんにおいて、
これとは真逆の状態にあると考えられる肥満、
すなわち過栄養でもオーラルフレイルになるということです。
肥満や糖尿病の食事指導では、
しっかり噛んで食べることを強調されてきました。
しかし、こうした患者さんでは、
噛む回数を増やす以前に、
そもそもうまく噛めていない可能性があるということです。
確かに、今までにもブログやメルマガで取り上げていますが
噛めないと食べるものが偏り
炭水化物の摂取量はさほど変わらないものの
タンパク質、脂質、ビタミンAやCの摂取は減ることが分かっています。
これを考えれば、自然なことかもしれません。
噛む回数を増やす指導だけではなく、
口腔機能の改善や、
口腔機能に合わせた食事内容の提案など、
新たなアプローチが必要なのかもしれませんね。