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理想とする診療はあるが
「診療日は夜遅くまで医院で仕事」「休日は勉強会」で
趣味の時間も家族と過ごす時間も少ない…。
スタッフと理念を共有したいが、なかなか実現は難しい…。
そのような悩みの原因は「考える時間」が少ないからと
私たちは考えています。
業績が良くても追われるようにバタバタしているのであれば、
その業績拡大に比例して大切な自分の時間は失われていきます。
診療時間が長ければスタッフは集まりにくく、
採用コストと給与額も上昇し続けることになります。
外部環境に目を向ければ
日本の総人口は
2020年10月1日現在、1億2,571万人。
65歳以上人口は、3,619万人。
総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は
28.8%にもなります。
そして、2025年には高齢化率は3割に達します。
2030年には人口は1億2千万人を切り
人口減少と高齢化は加速していきます。
このようなマーケットが縮小する中で
売上構成を保険中心で考えていくと
お金が残りにくくなると予想できます。
時短の流れに向かっている歯科業界の流れに
乗れなければ、ますます採用は難しくなります。
さらに「考える時間」の確保も難しくなるでしょう。
この先の外部環境を考えれば
・ 縮小するマーケットでユニットを埋め続ける
・ 縮小する労働者人口の元でスタッフを確保する
ということへの難易度は高まり
歯科医院の中でも両極端な状態になると想像できます。
現在でも
“行列のできる近所でも評判の歯科医院”が
実際に手元に利益が残っているかというと
そうではありません。
経営に関して考える時間もなく
明日の診療の準備に追われて1日が終わる…。
“あんなに働いていたのに、
意外とお金が手元に残っていなかった”。
経営の一線を退くときに、このようなことになると
その後の人生の選択肢はほとんどなくなってしまいます。
まずは、
手元にお金がしっかり残る仕組みを構築できているか
医院規模に関係なく確認していただきたいと思います。
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