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歯科医院経営通信Vol.90 「お金を残す歯科医院経営」

理想とする診療はあるが

「診療日は夜遅くまで医院で仕事」「休日は勉強会」で

趣味の時間も家族と過ごす時間も少ない…。

スタッフと理念を共有したいが、なかなか実現は難しい…。

そのような悩みの原因は「考える時間」が少ないからと

私たちは考えています。

業績が良くても追われるようにバタバタしているのであれば、

その業績拡大に比例して大切な自分の時間は失われていきます。

診療時間が長ければスタッフは集まりにくく、

採用コストと給与額も上昇し続けることになります。

外部環境に目を向ければ

日本の総人口は

2020年10月1日現在、1億2,571万人。

65歳以上人口は、3,619万人。

総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は

28.8%にもなります。

そして、2025年には高齢化率は3割に達します。

2030年には人口は1億2千万人を切り

人口減少と高齢化は加速していきます。

                 

このようなマーケットが縮小する中で

売上構成を保険中心で考えていくと

お金が残りにくくなると予想できます。

     

時短の流れに向かっている歯科業界の流れに

乗れなければ、ますます採用は難しくなります。

               

さらに「考える時間」の確保も難しくなるでしょう。

              

この先の外部環境を考えれば

・          縮小するマーケットでユニットを埋め続ける

・          縮小する労働者人口の元でスタッフを確保する

ということへの難易度は高まり

歯科医院の中でも両極端な状態になると想像できます。

            

現在でも

“行列のできる近所でも評判の歯科医院”が

実際に手元に利益が残っているかというと

そうではありません。

      

経営に関して考える時間もなく

明日の診療の準備に追われて1日が終わる…。

          

“あんなに働いていたのに、

意外とお金が手元に残っていなかった”。

         

経営の一線を退くときに、このようなことになると

その後の人生の選択肢はほとんどなくなってしまいます。

       

まずは、

手元にお金がしっかり残る仕組みを構築できているか

医院規模に関係なく確認していただきたいと思います。

 

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