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新型コロナワクチン接種に伴うリスク管理

新型コロナワクチンの接種が広い年齢層に接種される準備が進んでいます。

    

このような状況の中、今後想定されるのは「ワクチン接種して安心できるまで、通院を控える」というものです。

 

電話でキャンセルの旨の電話が増えるかもしれません。

その時には必ず次の予約を仮にでも入れることが重要です。

 

「また落ち着いてから電話するよ。」

「2回目接種して、落ち着いたら電話するね。」

と患者さんが言うかもしれません。 

  

この1年以上に渡るコロナ禍で同じようなことがあったと思います。

「緊急事態宣言が出たので一旦キャンセル。また落ち着いたら電話します。」 

この時に、次のアポに誘導できた率が高い医院と

アポを取らずに電話を待った医院とでは、

現在どの位の利益の差が出ているでしょうか? 

    

落ち着いたら再度アポを取ると言っていた患者さんは、

どのくらいの期間で通院を再開されましたか?

どのくらいの人がまだ再開していませんか?

  

アポを埋めておかなければ、次回の通院までの期間が長くなっています。

アポを埋めておかなければ、来なくなってしまった患者さんもいます。

     

キャンセルを言われたときに

次回のアポへ誘導するトークを組み立てておきましょう。

再アポ時に断られるであろう理由を想定し

断る文言を言われないようにするための誘導を考えれば良いのです。  

    

ただ、普段の診療で患者さんの口しか診ていない場合は

それでも断られるかもしれません。

患者さんの生活背景まで把握して治療やケアをするなど

何かしら患者さんと人間関係を構築していなければ

このようなアプローチも効果が薄くなってしまいます。

      

もちろん、キャンセルの電話が無いのが一番ですが

この辺りも想定してリスク管理をしておくことをお勧めします。

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