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歯科医院経営通信Vol.95 「売上を求める経営からの脱却」

◆ 何か変えなきゃいけないと思っているけど…

今年も終わりに近づいてきました。

1年を振り返っていかがでしたか?

               

コロナの悪影響も歯科医院経営には無く、

むしろ過去最高業績という医院が多かったのではないでしょうか? 

           

一方で、年末など節目を向かると

何か変えなきゃいけないと思われる方もいらっしゃると思います。

その中で目を向けておきたいのが、外部環境です。

            

コロナにも影響され、

直近ではすさまじい変化をしており、

『利益』に注目が集まっています。

     

これまでは、売上が上がれば利益が上がるというのが

どの業界でも「常識」のように捉えられていました。

  

ところが、

売上が上がっても利益が上がらない。

業界によってはむしろ、利益が下がるということが起きています。

そもそもコロナ禍では、特定業界においては

現状のビジネスモデルでは売上を伸ばしようがなく

事業構造の再構築に拍車がかかっています。

   

不況下では売上が大きいほどリスクが大きくなります。

   

抱えるイニシャルコストも多く

事業を稼働させなくても、垂れ流されていくランニングコストも多くなります。

変化の激しい現代では、先行投資期に売上が上がっても、

回収期には市場が変わって利益が回収できない・・・。

利益は後からついてくる前提で

売上と利益を別々で考えるのではなく、

売上と利益をセットで考えることが常識となっています。

                                      

◆ 周りの状況に目を向けると

書店の店頭を見渡すと

『売上1億円より資産1億円』

『売上を下げて、収益を最大化させる』

…といったテーマの本で溢れています。

 

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