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東北大学大学院歯学研究科加齢歯科学分野の小宮山貴将氏らの研究によると
歯が痛いなどの症状の有無にかかわらず
定期的に歯科を受診している人は、
動脈硬化があまり進行していないといそうです。
(「Journal of Periodontal Research」2022年4月6日)
小宮山氏らは、岩手県花巻市大迫町で行なわれている地域住民対象疫学研究「大迫研究」のデータを用いて検討。
本研究が横断研究であり因果関係は不明であること、動脈硬化進行に影響を及ぼし得る身体活動量などの因子を考慮していないことなどを、解釈上の限界点として挙げています。
その上で、「歯科を定期的に受診しないこと、および重度の歯周病を有することが、アテローム性動脈硬化の所見を認めることと有意に関連していた。定期的な歯科受診勧奨を、動脈硬化進展抑制のための介入戦略の一つとして考慮すべきではないか」と結論付けています。