ブログ

定期健診の受診で動脈硬化の進行抑制

東北大学大学院歯学研究科加齢歯科学分野の小宮山貴将氏らの研究によると

歯が痛いなどの症状の有無にかかわらず

定期的に歯科を受診している人は、

動脈硬化があまり進行していないといそうです。

(「Journal of Periodontal Research」2022年4月6日)

    

小宮山氏らは、岩手県花巻市大迫町で行なわれている地域住民対象疫学研究「大迫研究」のデータを用いて検討。

 

本研究が横断研究であり因果関係は不明であること、動脈硬化進行に影響を及ぼし得る身体活動量などの因子を考慮していないことなどを、解釈上の限界点として挙げています。

 

その上で、「歯科を定期的に受診しないこと、および重度の歯周病を有することが、アテローム性動脈硬化の所見を認めることと有意に関連していた。定期的な歯科受診勧奨を、動脈硬化進展抑制のための介入戦略の一つとして考慮すべきではないか」と結論付けています。

関連記事

  1. 10月からの消費税率アップに伴って
  2. 咀嚼能力検査20.9%増、咬合圧検査15.7%増
  3. 歯科医院経営通信Vol.64「 手元にお金が残る経営」
  4. 岡山大病院「歯科ドック」を導入
  5. 「口腔機能低下症」「口腔機能発達不全症」を活用する
  6. チタンを削り出した総義歯
  7. 何となく定期購読しているものを活かす
  8. 3月15日のセミナー延期のお知らせ
PAGE TOP