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歯周病菌がサルコペニア促進に関与

かみ合わせとサルコペニア、ロコモティブシンドロームの関連性は

非常に有名な概念ですが、

今回は歯周病菌がサルコペニア促進に関与しているというものです。

東京医科歯科大学が2020年11月17日に

歯周病原細菌の感染が腸内細菌叢の変化を伴い

骨格筋の炎症関連遺伝子群を上昇させ、

脂肪化を亢進、インスリンシグナルの低下とともに

糖の取り込みを阻害することを見出したと発表しています。

     

今回の研究結果として、

ジンジバリスの感染が骨格筋の代謝異常を引き起こし、

メタボリックシンドロームのリスクファクターとなっている可能性、

およびサルコペニアへとつながる可能性を示唆しているそうです。

サルコペニアは筋肉量の低下を主体とし、

機能的低下をも含む概念ですが、

動作の俊敏性が失われ転倒しやすくなる身体的問題に直結します。

いわゆるロコモティブシンドロームを引き起こすわけです。

     

噛み合わせだけではなく、

歯周病も直接的に大きく関与する可能性が出てきました。

オーラルフレイルからフレイルになるという流れが、

より明確になってきたと言えるのではないでしょうか。

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