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「衛生士と受付がもめている・・・」という問題が起きることがあります。
衛生士と受付の意見が対立するのは色々な原因がありますが
突き詰めれば、それぞれの置かれている状況、
タスクの違いによるものと考えられます。
受付の立場からすると、目の前の患者さんをスムーズに受け入れることを考えます。
一方で、衛生士としては、目の前の患者さんに対して余裕をもって衛生士業務を行いたいと考えています。
つまり、それぞれの立場を純粋に突き詰めて行くことで、食い違いが起こり
それが全面的に波及する・・・。このような感じでしょうか。
よって、このような問題を解決するためには
それぞれの体験をしてもらうことが効果的です。
実際には
受付に衛生士業務はできませんので、助手業務になりますが
助手業務を行うことで、「中」の立場を理解できます。
また、治療の流れを具体的にイメージしやすくなりますので
アポ取りも工夫できるようになります。
受付専任の医院でも助手業務を体験してから、
受付業務に携わることをお勧めします。
衛生士に関しては
ある医院では入社直後は、しばらく受付業務を体験してもらっています。
そこから衛生士業務に携わる・・・という感じです。
他人の立場に立つというのは、なかなか難しいもので
実際にその立場に立たなければ実感できないものかもしれません。
どのように体験させるかは、医院の組織バランス、
役割分担などによって変わってきますが
院内のコミュニケーションを円滑化させるために
効果的な一手だと思います。