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運動を支える筋肉、骨格筋。
日常生活で筋肉量が増えていくのは
概ね20歳までと言われています。
それ以降は加齢とともに
作られる筋肉量よりも
減っていく筋肉量が増えていきます。
1年で1%減少、10年で10%減少とよく言われますが
残存歯と同じようにある年齢を境に
急激に失われるスピードが加速します。
それは50歳です。
特に落ちやすいのは下肢です。
要介護・要支援になる要因でも
最も高いのが「運動器の障害」です。
この運動器の障害は
筋肉量に大きく影響されます。
ADLを維持するためには
動けるだけの筋肉量を
維持しなければなりません。
そして、
この筋肉を維持するためには
植物性のたんぱく質だけでなく
動物性のたんぱく質を
十分に摂取することが大切です。
ただ、動物性たんぱく質の代表である
肉類を食べるためには
かみ合わせが
しっかりしていなければなりません。
さらに
噛めない口だと
栄養のバランスを保つ
ビタミン類の摂取が不足します。
まずは、
ADLを維持することが
高齢化社会において
大切なことになります。
そして
ADLが維持できるからこそ
QOLも高めることができます。
このようなことも
患者さんに知ってもらい
お口の興味を高めてもらいたいところです。